水面に映る月影は

水面に映る月影は

和平のために、隣国の大公に嫁いでいた末姫が、未亡人になって帰国した。わずか十二歳の妹を四十も年上の大公に嫁がせ、国のために犠牲を強いたことに自責の念を抱く王太子は、今度こそ幸福な結婚をと、信頼する側近の騎士に降嫁させようと考える。だが、騎士にはすでに生涯を誓った相手がいた。

あらすじだけ読むと、とても暗い話かと思うんですが、そうでもなくて。
途中からだんだん明るくなるので読みやすかったです。完結済

それは終わらぬ恋の歌

それは終わらぬ恋の歌

幼い頃、第二王子と似た容姿により彼の影となったアメリアは、十三の夏、王子の身代わりで重傷を負った事をきっかけに実家の子爵家へと戻される。これからは普通の令嬢として幸せを掴んで欲しいと望む両親の気持ちとは裏腹に、アメリアの心から王子、エルディスの姿が消えることはないまま時が過ぎた。
七年後、女騎士となる道を選んだアメリアの下へ訪ねてきた、王宮の護衛騎士である男は言った。王位継承争いによってエルディスの身辺の危険が強まっている。アメリアに護衛騎士として勤めるつもりはないか、と。
男の誘いに従いエルディスの下へ戻ったアメリアに、しかし彼から向けられたのは強い拒絶だった。

王子を想うからこそ自分の役目を全うしようとする一途で生真面目な女騎士と、女騎士を想うからこそ突き放そうとする王子の宮廷シリアスロマンス。


タイトルがね、素敵だなと思って読んだわけです。ロマンスとも書いてるし甘々なのかなと。
ところが王子が結構ヘタれてて、人間味あって、ちょっと個人的にはコメディか、と思うような話の進み具合で、甘々すぎず、シリアスすぎず面白かったです。
男女の違いあってもそっくりな顔ってどんな感じだろう?とか想像して読んでたので、楽しかったです。完結済

自由への賛歌

自由への賛歌

 騎士レーヴ家の末娘アリア。
 祖国の敗戦が濃厚になった時分、大聖堂で禊をしているところを押し入ってきた敵国の将に犯されてしまう。最後に一太刀浴びせて逃げ出すも頼れる血縁が一人もおらず、食い扶持を稼ぐためにアリアは女であることを隠し、敵国の騎士団に身を置いた。
 騎士団での生活も板についた頃、長期不在だった騎士団長が戻る。帰任挨拶で初めて目にするはずの騎士団長は、大聖堂でアリアを犯したあの男だった。
男装のもとに自由を守り通そうとするアリアと、それを追い詰めていく騎士団長の攻防を描いた物語。


とっても久しぶりの更新です。
男装ものです!好物です!そしてヒーローが嫌いな男や憎んでいる男だった、という展開も好き、
というわけで読んでみたら‥‥ごめんなさい、そんなテンプレな展開よりずっと上質なお話でした。
しょっぱなからの、「くされ外道が、もげてしまえ!」的な展開からの、という感じで、とても面白かったです。後日談もとても丁寧に描かれていて、情景が浮かぶような描写は、この作者さんの特徴なんでしょうね、ムーンとは思えないくらい。あ、もちろんR18パートもきちんと描かれてますが。おすすめです。完結済。

文官は優しい夢を手に入れる

文官は優しい夢を手に入れる

下流貴族の娘プリシアの手にはちょっとだけ不思議な力がある。王宮で働くようになったプリシアは、文官で上流貴族のクリエット・ブロディと出会い、仕事で疲れた彼に休息時間を与えることになるが――。ほのぼの恋愛です。

魔術ではないけど、ちょっと優しい能力を持つ「普通の娘」が、頭の回転はものすごく良く優秀な文官だけど、合理的で情緒も時間もなく女性と知り合う機会もない「ハイスペック朴念仁」に出会うと‥‥という、ラブコメですね、これは。
朴念仁がどの時点から惚れるのか?楽しみに読むと面白いかもしれません。個人的には作者の言うようなほのぼの恋愛には思えなかった笑 18禁要素はかなり少ないので苦手な方も是非。完結済

叶わぬ想いは、秘めたままに

叶わぬ想いは、秘めたままに

 ミアは、突然、父から婚約が決まったと聞かされ驚く。結婚など一生することはないと、騎士として生きていくのだと思っていたのに。しかも相手は、ミアの弟子だったリカルドだという。互いに信頼し合う良き友人ではあるが、自分を女としては愛していないリカルドと、上手くやっていけるはずもない。しかし、国王の命令でもあるこの婚約を断ることは無理だった。
 リカルドには、他に愛する人がいると知っていたミアは、自分に出来る最善の策を尽くし、リカルドの未来を守るために妻となることを決意する。
 誰よりもその人の傍にいられる権利と引き換えに、淡い恋も、信頼も、友情も、すべてを失い、憎しみだけを受け止めることになったミア。それでも、自分には、強靭な心と身体が備わっているのだから、耐えて見せると思っていたミアだったが、リカルドの残酷な仕打ちは、ミアの心をあっけなく壊した。
 自分が心に秘めていた想いが強い程、苦しみも大きくなるのだと知ったミア。もう一度やり直すには、何もかもが遅すぎるのだろうか……。

面白かったです。完結済
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遥香咲哉

Author:遥香咲哉
息抜きで読み始めたネット小説にすっかりはまり寝不足の今日この頃です。

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